2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧
小説は単にその瞬間のために書く、ということである。その瞬間が最もよい瞬間になるために、文字数がどれくらい必要なのか、そしてその瞬間のために必要なシーンにまた「その瞬間」があるか、というところで長編か短編かが決まる。思い付いた瞬間に、ああこ…
このブログもついに4周年というわけです。言葉は有象無象、文字も腐るほどあります。それを読める形にするのが私の作業であって、なんの疑いも苦労もなくやってきました。 自分のために書いてきたものですが、4年もやっていると人に読んでもらえて評価してい…
case 1 「わー、重いな……しかし」(美星が荷物を重そうにしているな……) 持ってあげますか?はい← いいえ「あ、うん、いや、自分で持つけど」(失敗だ……)【情報】 美星は舐められるのが嫌いです。荷物を持ってあげる程度で好感を得ようとするのはやめましょう。…
「思い出を無理やり破壊するくらいしか感情を切り捨てる手段はない。手紙を燃やして、手紙を燃やして、手紙を燃やす。」 「もはや誰も愛さないという博愛、もはや誰にも期待しないという隣人愛、どう還元したってみんなゾンビであるし」 「眠り得ないし、食…
愚かにも自分が自分で作り上げてしまった自分自身の偶像。人当たりの良さ、愛嬌、疲れ知らずの働きぶり、知性。楽しそう、悩みがなさそう、優しい、人のことが好き。仕事の早さ、要領の良さ、誰にも叱られない、誰のことも怒らない。おもしろい、人に好かれ…
音楽的オーガズムを説明するのはなかなか厳しい。仲のいい友人にはよく話すが、あまり理解されたことは無い。気持ちいい音楽は確かに存在するけれど、それで性的な気持ち良さを経験するってどゆこと???ということだと思う。一応断っておくが、私は性的な…
実家には犬が二匹と猫が三匹いる。子どもは私を含めて五人いるので、低所得層のくせにこういうことをする両親の浅ましさを分かってくれるだろうかという話はどうでもよく、今日はなんとなく動物と私の関わり合いについて書きたい。 犬は二匹とも大層私にびび…