天啓観測

Hi zombies!

私と実家の犬と猫、あと亀。

 実家には犬が二匹と猫が三匹いる。子どもは私を含めて五人いるので、低所得層のくせにこういうことをする両親の浅ましさを分かってくれるだろうかという話はどうでもよく、今日はなんとなく動物と私の関わり合いについて書きたい。

 犬は二匹とも大層私にびびっている。私が犬という生き物をあまり好きでは無いのを直感か経験かのなにかで分かっているのだろう。大層びびっているくせによく近付いてくる。顔色を伺いながら身体をぷるぷるさせて、目を合わせると尻尾を振る。そういう顔色伺いな感じがそもそも犬がそんなに好きではないという理由なのだが、彼女らにはそこら辺は分からないらしい。あと私は普通に犬アレルギーである。

 きちんと言うことを聞く。目をじっと見るとすぐに逸らすが、私が逸らすとめっちゃ見てくる。ちっせえポメラニアンだかブルガリアヨーグルトだか種類は知らんが、指を鳴らすと座り、もう一度鳴らすと手を出すということがいつの間にかできるようになった。だが家で指を鳴らせるのは私だけなので、これは私しかやっていない。無駄に覚えた芸である。可哀想に。触れ合ったあとは手を洗う。犬アレルギーなので。

 猫は三匹いる。私が小学生の頃からいる白くてふわふわなのと、高校生くらいのときにやってきた兄妹猫だ。いずれも保護猫である。命名は全て私がした。レオナルド・ダ・ヴィンチⅡ世、通称レオ。あとは黒猫にジジではなく逆張りをして「キキ」と名付け、三毛猫にはちょうど進撃の巨人を見ていたので「サシャ」と名付けた。ちなみに犬においては、豆柴に「鈴羽」と名付けている。これはシュタインズ・ゲートをちょうど見ていたからである。ポメラニアンは妹が醜悪なペットショップという場所でローンで買ってきた犬なので、妹が「ココ」と名付けた。面白みのない名前で仕方がない。私はそれが気に入らんので「ちいせえ犬」と呼んでおり、「ちいせえの」と呼ぶとポメラニアンはあほみたいに寄ってくる。実際アホだ。餌食ってる時に喉詰まらすし。

 猫は三匹とも家族の誰にも懐かないが、私の上にはよく乗るし、私が通ると絶対に鳴く。夜になると三匹が私の上で寝るので、寝心地は最高であり同時に最悪である。犬にはびびられてるが猫には同類だと思われているのである。ちなみに言えば犬は私だけでなく猫にも大層びびっているので、猫らしいのが苦手なのかもしれない。私は猫かもしれない。しかし私調べの調査では、「美星は犬っぽいか猫っぽいか」の二択で「どちらでもない。ナマケモノレッサーパンダに似ている」という回答を得られることしかできなかった。犬か猫かで聞いてるんだよ。

 亀もいる。坂本と呼ばれている。亀は私のことを餌だと思っており、隙あらば食おうとしてくるので油断がならない。爬虫類はすぐこうだからやってられん。