2020-01-01から1年間の記事一覧
私は「音楽が大好き」で、この大好き度はそこら辺にいる人たちのそれを百倍くらい凌いでいます。ただこれは音楽鑑賞、という意味で、自分が音楽を勉強するということは今までありませんでした。GarageBandで遊んだりギターがじゃがじゃしたりする程度で、つ…
たとえば、すっぴんの方がいい、とほんとにそう思ってくれていたらそれは言ってくれたら嬉しいかもしれんが、「こう言われたら嬉しいんでしょ?」という褒めとして言われたらなんとも言い難い腹立たしさがある。 「美星のことを見ていて一番いいと思うのは、…
教える時、言うだけなら簡単ということがあって、たとえば教える教えられるという構図が出来上がってる時、基本的には教える側が上位に立っているのでそれっぽいことを好き勝手言えるのである。すると教える側は何を言ってもいいので、突拍子のないことも言…
どうでもいいけど、美星がいつも描いてる金髪の女の子はたいていシェリーちゃんというオリキャラで、カスみたいな貧困街でストリートラップをしている子です。絵の練習をしたい時とかも描くし、私のインスピレーションにマッチした見た目してるから描きやす…
私は常に正しい。そう思っている。心の底から自分が常に正しいと思っている。これは人にぶつけるための正しさではなく、私の処世術にすぎない。私は、善きそして正しい者ではないから。ただ自分のために正しい。そうでもしないと最善の人生は送れないのであ…
「ほ、ほんとにわたしでいいの……? わたし、全然可愛くないし、髪型とかも地味だし。ほら、隣のクラスの麻木さん! あの人みたいに可愛くないから、全然……わたしなんかと付き合ったってつまらないと思うよ。すごいドジだし、一週間が締切の用事は一週間かけ…
このセンテンスはつまりこういうことです、という文章を常に書き続けているので、曖昧なまま書く練習が必要。考え抜いた結果だけを出すと理解されないので後から永遠に理由を述べている。理由は重要ではないのに。なぜ、と聞かれると困る人間なのである。文…
「私、知ってるよ」 そう言うと、彼女の双眸が私に赤い光を見せた。もはや隠す気もない敵意が私を強く捉えたのだ。彼女は、知っていると言われたくない。でも知っている。彼女のピースは歪で複雑な形をしているが、完成させれば灰の色ひとつだ。 「あの子と…
タイトルの通りです。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 記事のシェアとかコメントとかお星様とか、全部励みです。 Twitterもやっています。
褒められるのが苦手、という感じがあります。たしかにそういう感覚がありました。でも最近気づいたんですけど、褒められること自体はやっぱりめちゃくちゃ嬉しいのですよ。絵がうまいね、とか、文章がうまいね、とか、すごく嬉しいんですけど、なんか同時に…
大学二年目の秋。なんか世間ではウイルスとかが流行ってて、混乱が生じているらしいこの頃いかがお過ごしでしょうか。美星はようやくオンライン授業に慣れてきました。とかくアレがこの日提出でアレがこの日で……というのが苦手らしく、ちゃんと授業受けてる…
例えば愚かな結婚によって私が生まれた。私の両親は大層ろくでもなかった。というか、周りの大人は総じてそうであった。ろくな教育を受けなかった。私が親の思い通りにいかなければそこには必ず痛みが伴った。痛みをどれだけ我慢し得るかが私の反抗と、私の…
哲学には意味と価値がなければ、それは単なる言葉遊びにすぎないのである。人間は何故生きるのだろうという大昔からあるこの問いが意味と価値を持つ瞬間は、意味と価値を探そうと、手にハンマーを持ちながら向かい合ったときである。これに対する答えを、思…
経験上、身の回りにあるものを異常なまでに愛してしまうということがあるし、それは執着という言葉で表せる気もするし、慈愛という言葉で表せる気もする。行き場のない愛情は私の常の悩みである。(だから持ち物に名前付けたり愛しやすそうな植物育てたりぬい…
「人生の春休み」とも呼ばれる人生の中で最も頭が悪いとされる大学生生活を、「男女の友情は成立するのか」というカスみたいなうっすい議論で無為に過ごしたかった。それが最も健全なのである。面識もない男女で集まって、大学生にもなって王様ゲームをやっ…
最も幸福だった時を思い返してみてほしいのです。その時、君はおそらく自分が虐げられているとも、この世に差別が存在するとも思わなかったことでしょう。奴隷として産まれた子も、自らが支配されていると気づくまではその認識の上で一定幸福だったといって…
聞くんだよ。いいか、一番好きな専門を専攻したいか。哲学が好きか。そうか、では文学部哲学科に入りなさい。教師になりたいか、教育学部に入りなさい。と、いう大人を信用しないようにしなさい。 君たちが好きなそれは、本当にその本質であるか。表面的では…
子供は「悲しいもの」を見て、なにが悲しいのかは到底考えない。「悲しい」だけを受け取る。つまり、子供はその裏にある物事の複雑なことは無視して、認識だけで物事を見ているのである。自分がどうであったかを諸君も思い出せば、これは明白ではないだろう…
(1)百合は概念でなく感情である。概念としたがる者には感情抜きで語ってみさせよ。(2)共依存——とりわけお互いが「自分だけの依存」と思っているもの!(3)「不在の百合」は、存在ありきな点で劣る。万事は百合である。(4)男と男の百合。(5)あらゆる実から百合…
臆面もなく私のことを「友人」と言ってくれる人に対して、私は尊さを感じざるを得ない。なぜならその人は、その人の裁量で、私のことを「友人」と呼んでいるから。 考えてもみれば、私にとってその人は「友人」ではない可能性を孕んでいるのに、それでもやは…
嫌いな人に「嫌いですか?」と聞かれて、「嫌いじゃないよ」と嘘をつくと、好きな人に好きと伝えるのも同時に嘘になる気がして辟易する。だから嫌いな人は嫌いかどうか聞かないでほしいという気持ちがある。 好きな人に「好きか」と聞かれると正直に「好き」…
許しを内包している。 ルールに従って素直に生きるというのは、ルールに従わず非正直に生きる人を「許す」ことをあくまで内包していると思う。 逆に言うと、ルールに従って素直に生きるということは、ルールに従わず非正直に生きる人を「許さない」ことでは…
私、小学四年生の三学期に、親の不倫と再婚のせいで転校することになって(これは面白い話なんでまた書くわ)、まあ通う学校が変わったんですけど、私の住んでた地域って、なんかとある特色があって、めちゃくちゃ特定される情報なんで言えないんですけど、市…
これはなんか大昔に書いた短編のやつです 「あああああああぁあ……」 「うっっっさい」 扇風機の前でだらだらと声で遊んでいた少女は咎められ、退屈そうにもう一人の少女を睨んだ。 「だって、暇だし」 「だからってうるさくする必要、ないでしょ」 「…………」 …
二つ下の妹がいて、今年で20歳になるのでまあ時が経つのは早いな、という感じなんですけど、結構おふざけギャルでギャルギャルしいんですよね。だからそこそこ交友関係が広くて、家に(家というのは実家のことですが)友達をよく連れてくるんですよ。 私は割と…
めちゃくちゃうらやましくて。 笑うに限らなくて、泣いたりとか悔しがったりとか慌てたりとかするじゃないですか。わたしとてアニメ見てていろんな喜怒哀楽湧き出てますけど、なんか「おもしろいが行われているな」とか「悲しいが行われているな」ということ…
生徒の女の子が男の先生のことを好きになってしまって、恥ずかしがってろくに授業にならない(でもその先生がいいと言って聞かないので他の先生に授業を振ることもできない)という事案が発生して、その二人の「あいつ全然授業聞いてくれないんですけど」と…
そもそも人のベッドの上でのことを上げへつらってどうこう言うのが間違っています。もちろんそれは他人の権利を侵害しない範囲に限られますが、少なくとも、ベッドの上で相手の臀部を叩いてる人が直ちに外に出て他人の臀部を叩くとは言えないし、ベッドの上…
目の前にいる相手が嫌いなことを、絶対に隠しきれない。態度に出まくるから。そのくせ嘘をつくのが下手なので、「自分のこと嫌いですか?」と聞かれたときに何も言えなくなる。嫌いだし、好きな相手に好きだということを伝えることも同時に嘘になる気がして…
神は死んだ、とニーチェは言いましたが、おおよそその神らしきものはこういった有事に息を吹き返すことがあります。しかしそれは、信仰の対象のとしての神と言うよりは、信じなければならないというような、言わば邪神であり、それならまだそこら辺の神の方…