上京して3ヶ月くらいパチンコ屋で働いていた話。
何を血迷ったか、という話ではあるんですけど、原因はいい噂しか聞かなかった、というところに尽きるんですよね。
時給は高いし、めちゃくちゃ楽だし、客は景品とか昼飯奢ってくれたりして食費浮くし……みたいな。じゃあそれなら、つってよく考えもせずに働き始めました。
よく知りもせず、というか調べたところでパチンコ屋のことなぞ何も分からんのだけど、求人の一番上にでてきたところに応募して、もう大学始まる前には働き始めてたんですよ。そこは地域では老舗的なパチ屋だったんですけど。
ただ私はパチンコもスロットも嫌いで、なおかつパチンコするやつとスロットするやつと、タバコを吸うやつが嫌いなわけで、まあ天職があるとしたらこりゃ対義語の地獄職だったんですよね。
先輩がパチンコで何万勝ったとか何万スったとかじじいの安倍政権批判の方がまだ面白いだろ、みたいなゲロカスの話を毎時間聞かされるし、社員は昭和魂の抜けきらんおっさんばかりで、ある日熱で休むって連絡を入れた時には「そういうのはやめてください」って言われて「は?こっちだって熱なんか出したくねえわ」みたいな会話で喧嘩みたいになるし、
パチンコが好きなら機械いじって客対応とかも「やりがい」があるのかもしれないんすけど、とにかく仕事もつまらん別にパチスロも興味ねえタバコくせえ足いてえ民度低いで最悪だったんで結局シフト出さずに退職届だけ出して出した当日からバックれたんですけど、
ほんとに未だになんでそんな血迷ってパチ屋で働き始めたのかも分かんないんですよね。やめたあたりから掛け持ちしてた塾の仕事で担当の生徒がついたりして軌道に乗ってきたこともあって食いっぱぐれずに済んだんですけど。
「3点方式はグレーだからw」つっても、そんな手順を踏まなきゃ行けねえ時点で黒じゃねえかダボ。とか思いながら過ごすのもストレスだったので、まじでバックれてよかったなって思ってますね。
とは言え週二で月六万いってたって考えると、めちゃくちゃ入ってたんだろうなシフト。がんばってたわ。
いずれにしても、塾の仕事めちゃくちゃ楽しいです。