天啓観測

Hi zombies!

発露


 ほんの少し前までは孤独ということが全く平気だったんですが、今や孤独と友人が横に並んでいたら、真っ先に後者を取っている気がする。これまでは数秒悩んで、孤独であった。付き合いを欠かしたわけではないが、少なくとも人間関係に執着してはいなかった。



 私のこの心境の転換点というのが一体どこであったかなと思うんですが、多分創作に対する欲望がなくなった時期と等しいと思うんですよね。



 何故以前は孤独を選んだかといえば、そちらの方が私にとっては心強く、飽きることの無い友人であったからで、もはや絵を描くことも小説を書くことも辞めてしまった私には、それらは友人では無くなってしまったということだと思うんです。



 何かにつけて受動的になってしまった。なにか新しいものを見つける度に私もやりたい羨ましいと思っていたあれが、もはやほとんど無くなってしまった。



 全くと言いきれないところが私の弱さで、もう私の中に何かしら孤独を愛する強みが残っているのならともかく、とにかく今は孤独でも友人でも、私を満たしてくれればなんでもいいのである。